さかさまワールド

GOING UNDER GROUNDの待望のニューシングル『さかさまワールド』が今週発売になりました。
ベストアルバムのジャケットは去年描かせて頂きましたが、新曲としてはかなり久しぶり
(ハートビート以来だから3年半ぶりですね)にジャケットのイラストを描かせて頂くことになり、
8月のあつい日に、ゴーイングのメンバーとさかさまワールドのイラストに関する打ち合わせを
しました。
まず曲を聴いてない状態でメンバーに話を聞き、打ち合わせを終えて家に帰ってから、CD-Rに
焼いてもらったばっかり(焼きたて?)の曲をMacのiTunesに読み込ませ、どれどれどきどき、
と新曲を聴いてみました。

繰り返し聴きながら、その日久しぶりにメンバーに聞いた「音楽を創る人としてのいろいろな話」を
思い返していると、僕と同い年でもあるゴーイングのメンバーが、ゴーイングらしく歳を重ねて
きた中で、歳を重ねたなりの気負いをもちながら、でも、だからといって余計な背伸びはせず、
やっぱりちゃんとゴーイングらしく悩んで苦しんで、創りたいものを創りあげた結果が、
このすばらしい歌なんだろうなあと思いました。なんというか、あの武道館でライブを
やるまでのバンドになった「いまでも」と「いまだからこそ」の二つが素晴らしくうまく融合
している感じがするし、大人、プロ、表現者としてのこれからも見据えてる感じがします。

聴きながら「すげーよゴーイング」と嬉しくなると同時に、
「ずっと(ずっとは当たり前ですが)同い年の自分はどうなんだろう。ちゃんと真っ当に
悩んで苦しんで何かを生み出すことが出来てるんだろうか」と考え込んだり不安になったりもして、
なかなか絵に取りかかることができませんでした。

ゴーイングがいなければ、絵を描いてなかったかもしれない自分にとって、ゴーイングの
影響力や特別さは、計り知れないほど大きく、そんな特別な存在であるゴーイングの渾身の一枚に、
恐れ多くもイラストを描くということはそれはそれは大変なことだこりゃあと、
あらためて実感し、あらためて感謝、感激しました。

同い年なのも、いいですね。
ゴーイングと同い年だぜ、と自慢し続けるために長生きしようと思います。

そんなことを考えながら、自分にとっての「いまでも」と「いまだからこそ」を探したり、
ひとり言を言ったり言わなかったり野球も少し観たりしながら描いたイラストです。

僕とずっと同い年のGOING UNDER GROUNDのすばらしいニューシングル、
『さかさまワールド』食欲の秋に是非。秋を終えれば冬ですが、冬にも是非。

・・・それにしても、たまにブログ更新したと思ったら、読みにくい文章を
中途半端に長くだらだらと、しかもなんと言うか、したり顔で書いている自分を見ると、
ああ、ただただひたすらゴーイングファンなんだなあ自分、とまた実感。


0コメント

  • 1000 / 1000